媛檜の家(パッシブデザイン住宅)って何を使っているの?
屋根
<標準仕様>ガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とは、アルミニウム・亜鉛合金めっき鋼板です。アルミニウムの長期耐久性と亜鉛のもつ犠牲防食作用。更に自己修復作用を合わせ持つ為、亜鉛鉄板の約3~6倍の耐久性が期待できる優れた表面処理鋼板です。
メリットは建築コストと耐久性のバランスが良いことです。
その他、軽量のため、耐震性が向上するということです。また、雨仕舞いが良く、緩い勾配でも施工が出来ます。
メッキ皮膜寿命が、塩害地域で約15年とう結果も出ています。阪神甲子園球場の4代目銀傘もガルバリウム鋼板です。
デメリットは、素材が薄いため下に音が響きやすいということです。
プランや断熱材などで、対処が必要です。
<特別仕様>kmew rooga(瓦)
従来の瓦と変らない厚さ25mmなのに、重さは半分以下。しかも、割れにくい。今まで、瓦では重なっているところ以外を踏めば、たいてい割れていました。
同じ建設業でも、素人のような方もおられます。その他にも・・・その様な業者の方が屋根に上がると瓦が割れることがあります。
そのあと、瓦の差し替えや、最悪補修をすればいいですが、割れたままほっておくと雨漏れの原因になります。
その為、宮脇建設では、だれがどこを踏んでも割れないkmewの瓦を推奨しています。また、下記の棟換気も、瓦のほうが取りやすいです。
<特別仕様>棟換気
気密高断熱の家が増えてきていますが、それと同様に棟換気も大事です。
古くから、住宅には棟換気がありますが、最近の換気とは棟換気のことを言います。
温められた空気は、上昇します。その空気を棟から逃がすのです。
もし、棟換気がない場合、屋根裏等で温められた空気が溜まり、結露を起こすことがあります。
結露を起こすと屋根の下地材が腐ったり、雨漏れのように雫が落ちてくることもあります
旧住宅金融公庫で住宅ローンを組む方で、金利優遇を受ける方は棟換気の設置は絶対です。
住宅瑕疵担保保険では結露は対象外なので、お金はかかりますがお勧めします。ベランダの笠木や下屋も気を付ける必要があります。
サッシ
樹脂サッシ YKK ap社 APW330
樹脂窓とは、窓のフレームが樹脂製で出来ている窓のことです。
夏は日差しによって温められた暑い空気の70%近くが窓から室内に入ってきます。
窓の断熱性を高めるとその熱い空気を伝えにくくするため、室内の温度上昇を抑えることが出来ます。
冬は家の中で温められた空気の50%近くが窓から逃げてしまいます。
窓の断熱性能を高めると室内で温めた空気を逃がしにくくするため、室内の温度低下を抑えることが出来ます。
窓の断熱性能を高めると夏も冬も少ないエネルギーで保冷保温効果が生まれ快適に過ごすこともできます。
結露を抑えてくれるのでカビやダニも発生しにくく健康にも良いです。
現場発泡ウレタンフォーム
水を発泡剤として使用した断熱材で隙間をきっちり防ぎ、細かい部分にも隙間ができません。
断熱性が良いだけでなく、気密性も優れています。
高気密高断熱だから冷暖房のランニングコストが軽減します。
以前は当社もグラスウールやロックウールを使用していましたが、壁の中に結露が発生する可能性があるため、現在は使用していません。
左の画像のようにパイプやコンセント周りなどの細かなところにも断熱材を隙間なく施工する必要があります。
冬場はコンセントが空気の出入口になることがあります。床にも当然、断熱材を入れます。ほとんどの会社が同じような施工をしますが、同じ厚みでも種類によって熱伝導率が違うため、断熱性能に差が出ます。
最近では外皮計算というものをしますが、断熱材の性能がいくら良くても、隙間だらけなど施工がイマイチの場合は光熱費に影響が出ることもあります。
そこで当社では、大工。電気工事、ガス工事、水道工事にかかわる人は省エネ技術者講習、設計者は省エネ設計者講習を受講しています。
現在、国の補助事業「地域型住宅グリーン化事業」を利用する場合は、省エネ講習の受講は必須です。
ベテラン施工者も、今の商品に合わせて常に勉強しています。
無垢フローリング
一般に使われている「フローリング」と称されているのは、合板の上に薄くスライスした板を張ったものです。このような「合板フロア」は冬場は冷たく、スリッパなしでは歩けません。無垢フロアは素足でも肌触りがよく気持ちいい素材です。住むほどに味わい深く表情が変化していきます。
内装仕上げ
愛媛県内の新築現場で用いられている内装仕上げの9割は塩化ビニールクロスと思われます。コストが安く、仕事が早いということが理由でしょう。家づくりを写真やカタログだけで進めてしまえば、本物も偽物も写真では分からないことが大きな問題だと思います。光の柔らかさや、サラッとした空気感等、人間の五感の要求を満たす素材感を基準とし、お勧めできるものを選びました。
天然和紙の塗壁
「レーベン」の基本は和紙です。和紙という日本の伝統的な素材を活用することで、世界に類を見ない丈夫で柔らかい肌触りの壁材が誕生しました。部屋の空気を吸ったり吐いたりして部屋の湿度を整える「レーベン」の特徴は、この和紙の特性から得られたものです。
自然素材住宅?
今、多くの建設会社が自然素材住宅と言う名の住宅を造っています。
漆喰、珪藻土等の壁・・・素材は本物でも接着剤、硬化剤はどうですか?
各建設会社の見学会に行った時、玄関に入ったら7秒以内にクローゼット、押し入れの匂いを嗅いでください。
どんな臭いでしょう?
その匂いが本当の家の匂いです。
リビングやキッチンは容積が広いのと換気をしているので気付かないのです。
密閉したクローゼット、押し入れには換気扇もなく化学物質が充満しているかも?
その中に服や布団をしまっているのです。
クローゼット、押し入れの中で空気清浄機を使いますか?
答えはノーです。
今の家は高気密、高断熱の家です。
昔の家は土壁、板の壁など隙間だらけで自然換気が嫌でも出来ていたのです。
少しでも健康を害するものが少ない家を選びませんか?
上記の珊瑚を持っているのは娘です。わが子に害があるものを触らせますか?