PASSIVE DESIGN
パッシブデザイン
機械に頼らず、太陽光、太陽熱、そして風といった建物の周りにある「自然エネルギー」をそのまま利用し、快適な住まいづくりをしようとする、設計思想・設計手法のことをいいます。 自然の光や風を上手に活用し、室内を冬暖かく、夏涼しくするため、電気やガスなどへの依存率が減少し、省エネでありながら快適で健康的な暮らしを実現することができます。 建物そのものが快適性を生み出します。
ここで重要なのは、これら5つの設計項目は地域、立地、住まい手という3つの要素によってその内容が異なってくるところです。 現在、断熱性を高めるだけの家づくりは簡単にできます。 ですが、高断熱にすると夏暑くなることを理解して、日射遮蔽や自然風利用をしっかり考えながら設計を進めていくのが本来のパッシブデザインなのです。
パッシブデザイン住宅のメリット
メリット1 断熱性能の高い住宅は、家族が健康・快適になる
・風邪をひきにくくなる。
・アトピーやアレルギーが改善される傾向がある。
・ヒートショックが起きる環境を回避できる。(ヒートショックの死亡率は交通事故の3~4倍)
メリット2 一般住宅に比べて光熱費が安くなる
・夏の目標室温は32℃以下、冬の目標室温は15℃以上だから、エアコンの利用が最小限
・自然風を利用
・昼光利用するので昼間の照明を最小限にできる。
メリット3 デザインがカッコイイです
パッシブデザイン住宅は設計したらオシマイ。という訳ではありません。
パッシブデザインは住まい手次第です。
住んでからの暮らし方が大事です。
家電の選択によっても省エネに出来ます。
住まう人の省エネ意識と暮らし方をアドバイスします。
一緒にパッシブデザイン住宅に取り組みましょう!!
パッシブデザインで取り組んでいること
▶卓越風向を意識した通風設計
▶窓面積、温度差換気、ウィンドキャッチャーを意識した通風設計
▶日照、日影の詳細な検討
▶PSP区分による日射熱利用暖房の検討
▶蓄熱の意識
▶厳密な日射遮蔽の検討
▶温熱環境を意識した部屋配置
▶上記すべての最適解を求める意識